金銭的に恵まれ、働かなくてもいい専業主婦として生きています。子供はおらず、欲しくもなく、毎日を退屈に過ごしていました。その時は、みんなお金の為に生きているのだから働かなくてもいいじゃないか、と考えていました。けれども自分が単なる穀潰しでしかないとも考えていました。というのも毎日がつまらなく、達成感のある汗を流すことがなかったからです。
普段何やってるの?と聞かれてしまう
友達と一緒に遊びに行っても、旦那と旦那の知り合いと食事をするときも聞かれることはいつも同じで、普段何をやっているの?と聞かれてしまうことです。私は家で習い事をしているだとか、旅行に行っているなどといったことを述べますが、どうしても怠け者だという印象を与えてしまっていました。しかし私はそれほど外で働くことに魅力を感じておりませんでした。というのも外で働くということは結局他人に与えられた仕事をこなすだけであり、自分がやりたい仕事ではないからです。また、自分が好きでもない仕事をして、お金をもらったとしても金銭的に困っていないため、あまり意味がありません。私にとっては意味のないお金とストレスをためる行為でした。
とりあえずバイトをしてみるがやはり何か違う
そのあと私はタクシー配車のコールセンターで働くことにしました。こちらを選んだ理由は私がもともと得意だった外国語を活かせるからです。
とはいえ、常に注意を凝らしておかないと大きなミスに繋がってしまうこともある業種でしたのでストレスも多かったです。なのでこれまで必要なかった十分な睡眠時間と早起きが求められました。
2か月もすると業務に慣れてしまったのか注意力が散漫してしまい、案の定、仕事中に大きなミスを出してしまいました。
主人はもともと家事に積極的に参加してくれなかったので、帰宅後、自分の睡眠時間を確保するためにも、少し手伝ってくれないか、と提案したところ、夫は「人のせいにするな、もう一緒にいても楽しくないから離婚しよう」と言いました。
何もしても楽しくない
そもそも働く必要がなかったのです。主人も稼ぎが安定していたので家事を手伝う必要なんてなかったです、けれども私が働くことによって家庭の平穏は壊されました。私が周りに批判されるのが嫌だったので働き、それにより必要もないお金を手にし、最終的には夫に離婚を切り出されました。本当に本末転倒としか言いようのない結果となってしまいました。
なので、私はこのバイトを一日でも早くやめようと考え退職代行をお願いし、その日のうちに退職しました。稼いだお金を退職に使うなんて馬鹿らしかったですが仕方ありません。夫とは一生懸命話し合って何とか離婚を避けることができましたが、私もどうしたらいいのか、最後まで分かりませんでした
自分の好きな仕事をするしかない
稼ぎの良い夫にとって、妻は所有物のような存在であり、自然と主従関係が出来上がってしまいます。私は家事を完璧にしながら、また周りから批判されない仕事ととして在宅ワークを選びました。今は翻訳業をやっています、ある程度技術がないとできない仕事ですし、周りにとやかく言われることもなくなりました。むしろ自信をもって家で仕事をしている、と伝えられています。今の仕事をしていて語学のレベルやライティングのレベルも上がりました。自分のすべてのスキル、経験を次に活かせるので本当に楽しんでいます。もし私があのままコールセンターで働き続けていたなら、ずっとピリピリしていて技術も、家事も家族の関係も中途半端だったと思います。
自分がやりたい仕事だけできるわけではない
いくら技術があっても、在宅で仕事ができても案件がなければ仕事はできません。私は翻訳以外にもありとあらゆる仕事をしています。
自分がやりたい仕事とは、いろんな挑戦をしたり経験をしないと分からない、と言うことでした。結局何が自分に合っているのか、何が楽しいと思えるのかはやってみないと分からないからです。
私の本職は主婦業ですので、それを壊さない働き方を選ぶ必要がありました。また、お給料が少なくても、今の生活が続けられるなら周りと同じように外で働く必要もないと思います。自分に合わないことをすることは自分の幸せを壊す行為に繋がりますし、自分の技術レベルも停滞してしまいます。
まとめ
働くことは必要ですが、他人に言われた仕事をこなすだけでは自分の幸せは見つかりません。
単純な仕事をしていくだけでは自分の本来のスキルや才能に気づかぬまま、またそれを磨くこともなくただ時間だけが過ぎてしまいます。
そして仕事中に何かが違う、と感じイライラして、優越感に浸るために周りを攻撃してしまう。
もしかしたら、私が主婦をしていて受けてきた批判の中には嫉妬もあったのかもしれません。
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