彼女とくだらないケンカをしてしまったという出来事について、書かせて
いただきます。
遊園地で絶叫系の乗り物・アトラクションにチャレンジするかしないかで
大人気ないケンカをしてしまいました。
そういった絶叫系が苦手な私と、逆に大好きな彼女。
そもそもそんな二人がデートで遊園地などには出かけてはいけないのだと
いう事を学んだというお話でございます。
楽しいデートになるはずが・・・
週末、彼女と出かけることになりました。
付き合い始めたばかりで、今回が3回目のデートです。
待ち合わせ場所などなど、電話で相談しているだけでも
テンションがあがってしまいます。
そしてむかえた当日。駅前のカフェで待ち合わせ。
昼間からの待ち合わせは初めてで、今日はいつもより
ラフな格好をした彼女。(今までは夜に待ち合わせ~
食事というパターンでしたので)
アクティブな彼女も可愛いなと、物事をあまり深く考えない
私はそんなことを思ってました。そう、その時までは。
早速、どこへ行こうかという話になります。
私「映画にでも行こうか。」
彼女「せっかくいいお天気だから、遊園地にしよう!」
けっこう食い気味に攻め込んでくる彼女。
そうか、とうとう打ち明ける時がきたか。案外早かったなと、
思い詰める私。意を決して打ち明けてみることにしました。
苦悩の告白
そんな浮かない表情の私を心配する彼女。
この人だったら大丈夫。ありのままの私を受け入れてくれる
ハズだと勝手に決めて、告白しました。
私「あの~俺ジェットコースターみたいな絶叫系苦手なんだけど」
ついに言った
実は今まで何人かの女の子とつきあってきて、この絶叫系が
嫌い過ぎて、それが原因でケンカになり別れを告げられるという
苦い経験を持っているのです。今にして思うと、原因はそれだけでは
なかったと思うのですが。
そしてかすかに期待したのです。彼女も絶叫系が嫌いであってほしいと。
そうであれば、遊園地で当たり障りのない乗り物に乗り、楽しい時間が
過ごせるのだと。
彼女の反応は・・・?
彼女「えっ、そうなの?」
そうなんです。面目ない。でも君も嫌いだよね?
私の心の声です。切なる願望といっていいでしょう。
彼女「大丈夫 大丈夫、あそこのジェットコースターはそんなに怖くないから。」
ずいぶん大雑把な意見だな。動揺を隠しきれない私。
そして、絶叫系には乗らない、乗るにしても彼女一人で・・・という
条件で、渋々出かける事になってしまいました。
しかし、そんなに物事がうまくすすむわけがなく、その場になって
やっぱり乗ろうよと言い出す彼女。
小学校3年、仲のいい友達と出かけた遊園地。
その時までは自分でも分かっていなかったのです。
絶叫系はダメだということが。もちろん怖いとは思っていましたが。
誘われるままに乗ってしまい、そして悪夢の瞬間が訪れました。
意識を失わないまでも、強烈なめまいと吐き気に襲われたのです。
三半規管が弱いらしいです。
その時の経験から、こういったアトラクションは避け続けてきたのですが。
それでも、なかなか納得してくれない彼女。そして、
彼女「他のカップルは楽しそうに乗ってるのに、私のお願いもきいて
くれないなんて、男としてどうなの?」
私の感情の堰がきれてしまいました。
私「いやいや、こんなに嫌がっているのに、それでも無理強いするなんて、
そんな君はヒトとしてどうなの?」
とうとう言ってしまった。若干の後悔はありましたが、これで彼女も
納得してくれるだろうと思ったのですが。
その場で、怒ってというより呆れて帰ってしまいました。
火消しに走れ
猛烈な後悔にみまわれました。
そして以前とまったく同じ失敗をしようとしている自分にも
腹が立ちました。
そうだ、彼女に謝ろう。今ならまだ間に合うぞ。
自分に言い聞かせました。
そして彼女のあとを追いました。幸い駅の改札をくぐる前に
彼女に声をかけることが出来ました。
驚いてしまいました。想定以上に怒っていたのです。
びびっている場合じゃないと自分を奮い立たせ、とにかく
謝ってみました。
私「ごめんなさい。本当にごめんなさい。」
彼女「・・・」
ちょっと気持ちがかるくなりました。だめかもしれないけど、
前に彼女ともめたときは、素直に謝罪できなかったという反省いや
後悔みたいなものが、ずっと残っていて、心にひっかかっていた
からです。
すると
彼女「私も言い過ぎた。」
奇跡だと思いました。大げさだと思われるでしょうが、その時の
私にはまさにそう感じたのです。
今にして思うと
やっぱり素直に謝るのは大切だなと思います。
そしてなるべく早く。
あの時、勇気を出して謝れたことで、ひとつ男として懐が
深くなったように感じます。
そして、今になって思うのですが、そもそもケンカになる前に
この状況を回避出来なかったものかと。
そもそも絶叫系で気分が悪くなったのは子供の時の話。
社会人になった今では、意外と克服できているのでは?
おそらく出来ていないでしょうけど。
でも、それでも彼女に事情を説明したうえで、これが最後だと
納得してもらい、チャレンジするという選択肢はあったと思います。
みっともない姿をさらしてしまうでしょうが。
あるいは、どんなに彼女に責められても感情的にならず、ひたすら
謝り、理解を求めるという方法もあったでしょう。
おそらく、これが一番正解に近いかもしれません。
あらたな決意
やっぱり彼女とケンカになったときは、よっぽどのことがないかぎり
こちらから妥協していこうと心に決めました。
長く関係を続けていける重要な秘訣だと思います。
とにかく感情的にならないように自分に言い聞かせてます。
彼女と一緒の時はずっとです。
男としての修行だと思ってます。
こういった姿勢、いや生き方は会社の中でもとても有効です。
感情的になっても、いい事はひとつもないからです。
むだなケンカはしないに限ります。
意地をはらず、こちらが折れることで丸く収まるならそれでいいのです。
逆にストレスが軽減されます。
もちろん男として人として譲れない事もあります。
そういう時だけ頑張って主張すればいいのです。
それとケンカや争いになる前に、そうならないよう事態を治める
ことが出来るよう、意識しておくことも大事だと思いますが。
コメント